野田市の住民が独自のVOC調査結果を県に提出~「杉並病」と類似
16日午前は、野田市の(有)柏廃材処理センター周辺で揮発性有機化合物(VOC)による健康被害を訴える住民の方々と県廃棄物指導課(途中から健康福祉部も加わる)との交渉に大野、小宮、吉川県議とともに同席する。のだネットの岡田市議も参加した。
住民の方々は、独自に実施したVOCモニターによる分析記録と他の事例(杉並、野焼き、道路)との比較、考察結果を県に提出した。
それによると、
①野田市の物質は、自動車排気汚染とも、野焼きの煙とも違うこと。
②野田市の空気は、「杉並病」で知られる東京都杉並中継所付近の空気とよく似ていること。
③柏廃材処理センターに近いほど物質濃度が濃いこと。
とある。
また、TVOCと4物質の濃度については、
「揮発性有機化合物全部の合計濃度に相当する(TVOC)は棒グラフで示したとおりに、測定中の最高濃度は、発生が疑われる地点から50mでは1170μg/㎥、200mでは950μg/㎥、1500mでは280μg/㎥でした。どの地点でも一時間による変動は大きく、住民が体で感じる不具合と一致した傾向でした。
通常の大気汚染の主物質なので定量分析するように設計されたトルエン、エチルベンゼン、m-キシレン、スチレンの4種類ならびに、その他の名称不明の物質合計濃度の割合も棒グラフに示すとおりで、名所不明物質の割合が多いので、それらを詳しく調べる必要があると思われます。」
とある。
参加した住民の方々から、
「体感した被害と棒グラフの出方がほぼ一致する」
「不明なものの中に、青酸ガス性のものがある可能性があり心配だ」
「濃度の高い日はマスク2枚をしても畑にでることはできない。(有害物質は)地表面をただよってくるが、施設の360度にまん延している」
「煙突からの煙以外に、破砕による影響もある」
「県の立ち入りがある時は、濃度が低くなっている」
「本来作業中は閉めなければならないシャッターが開きっぱなしで、管理がルーズだ」
「野田市の健康調査は半径500メートルで行われたが、2キロメートルの範囲で行うべきだ」
「周辺には小学校を含む5つの学校があり、迅速な対応をしてもらいたい」
「事業所では盛んに溶接作業が行われているが、何のためにやっているのか」
「直ちに稼動停止をしてもらいたい。これだけ健康被害の訴えがあるのになぜできないのか」
などの声が口々に出された
また、県が1月29日に実施したという調査の測定手法などについても疑問が出された。
最後に県に対し、住民の方々は
① 健康管理部門、野田市と連携し、直ちに詳細な健康被害状況の調査を実施すること。
② 詳細なVOC連続測定を行うこと。
③ ずさんな管理の実態の是正を厳しく指導すること。
④ 行政としてVOC被害の最新知見を得ること。
などを求めた。
