2010/3/8 月曜日

千葉県コンプライアンス委員あて、内部告発文書の検証を求める要望書を提出

カテゴリー: 県議会

 2月18日に会派の吉川洋県議の自宅に郵送されてきた内部告発文書について、小宮清子県議が26日の代表質問で取り上げた。この告発書を知事、副知事、総務部長に届けたのが24日の夕方だった。ところが、調査を求める県議に対し総務部長はすでに調査済みで告発文について調査は行わないと以下のように答弁した。

【小宮清子県議】知事は内部告発文書についてしっかり受け止めて調査するのかどうか。
【小宮総務部長】一部調査をする必要があるところがございましたので、調査をいたしましたところ、その点につきましては、既に我々が行いました不正経理の調査の中で抽出調査をすでに終わっておりまして、そうした中で不正な問題はなかったということでございましたので、そのことを含めましてご指摘の告発文につきましては調査を行うつもりはございません。

 3月1日、総務部長に調査内容を確認したところ、県庁生協と県土整備政策課との伝票と帳簿の突合を以前実施して不適正なものはないことを確認しており、他の告発内容は具体性がない、という返事が返ってきた。
 しかし、生協と他の課についての調査は実施されてはおらず、そもそも行革、特別監察、人事、財政が集中する総務部の体質そのものが今回の告発の対象となっている。身内の調査では信頼性が担保されていない。
 そこで、内部通報の外部の窓口となっている4人の千葉県コンプライアンス委員に内部告発内容の検証を求める以下の要望書を会派として送付した。
通報者の「今回も、本来ならば、昨年11月に一部改正された公益通報制度(要綱)に則り、実名で多くの職員の思いを公にすべきと考えましたが、現実は、総務課人事当局の苛烈な追及が待っており、当局の犯人探しを回避するためにも、やむを得ずペンネームによる投稿とせざるを得ませんでした」という言葉を重く受け止めてもらいたいと思う。
その意味で、今後の対応によってコンプライアンス委員会の実効性が試されることとなる。

【参考】コンプライアンス委員会宛の要望書(3月2日付け)

千葉県コンプライアンス委員会 委員各位
不正経理問題に関する公益通報文書の検証について(要望)

 去る2月18日、会派の吉川洋県議の自宅に添付の文書が郵送で届けられました。
内容は、「昨年9月以降、大きく報道されている千葉県庁の不正経理問題に関して、その背後にある問題について一県職員として明らかにするものです」で、はじまる匿名による県庁不正経理問題に関する公益通報文書です。

 本来、この文書は公益通報制度に則り県の外部あるいは内部の相談窓口に提出されるべきものです。しかし通報者は文書の中で、「今回も、本来ならば、昨年11月に一部改正された公益通報制度(要綱)に則り、実名で多くの職員の思いを公にすべきと考えましたが、現実は、総務課人事当局の苛烈な追及が待っており、当局の犯人探しを回避するためにも、やむを得ずペンネームによる投稿とせざるを得ませんでした」としています。
 
当局による報復措置の可能性を含め、県庁内のコンプライアンスモラルの低さが公益通報制度の積極的活用を妨げていると言えます。

 本文書では「再発防止策」とともに以下のことが指摘されています。
 ① 総務部の財政・人事管理部門への庁内接待と裏金づくり
 ② 県庁生活協同組合を利用した不正経理
 ③ 総務部幹部職員による関係文書廃棄
 ④ 旧態依然の親分・子分関係
 ⑤ 不正行為に関与した職員の実名あるいは肩書き
 ⑥ 議長就任祝賀会への支出
 ⑦ コンプライアンス委員会、推進本部の実効性

 以上を勘案し、事実関係の調査、コンプライアンス意識の徹底と実効性のある公益通報制度とするために、千葉県コンプライアンス委員会として本公益通報内容を検証いただくことを要望いたします。
 なお、本要望への対応について文書にて回答を求めます。
以上
2010年3月2日
                 市民ネット・社民・無所属
                  県議会議員 大野博美
                        川本幸立
                        小宮清子
                        吉川 洋
添付書:公益通報文書

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